ややこしかった

たまたま、なにかの流れで紛れ込んでしまった中学で、
そもそもエリートの意味もわからなかった。

生徒会長さんは、学年2つ上のお方。
さらに、アタマよさそうな、そしてカッコイイ上級生がズラリと並んでいたような印象があった。
しかし、今、思えば、いくら2つ上の上級生といっても、たかだか中学生である。
なにが、わかる?

今の中学生は、それなりに、ややこしくて、生きにくそうだけれど、
当時の中学生も、そこそこ、ややこしかった。

他の地元の中学生と違うところといえば、
地元の学校では、スニーカーみたいな靴だったけれど、黒い革靴、腕時計OKぐらいなことか。

地元中学との違いを勝手に感じ取って、勝手にエリート意識を持っているのかどうか、知らないが、
コトの起こりは、そもそも先生自体が、エリート意識を持っているということだった。
なにかといえば、自分は、そんじょそこらの田舎教師ではなく、
エリート教師であるという自負が、ぷんぷん臭っていた。
そんな学校、そんな教師、ある?

エリートだか、なんだか知らないけれど、
みんな、それぞれ、各高校に進学し、さらに大学に進学し、就職し・・・
どこの学校にいようが、径路は違えど、最終的には同じところで出会ったり、行き着いたりしている。
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